コインチェック(Coincheck)とは

名称 | コインチェック(Coincheck) |
運営会社 | コインチェック株式会社 |
サービス開始 | 2014年8月 |
提供する取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨の数 | 31種類(2025年3月時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上 |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート Coincheck貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版)(一時停止中) OTC取引サービス(一時停止中) |
トラベルルールに伴い採用しているシステム | TRUST |
公式サイト | コインチェック公式サイト |
コインチェック(Coincheck)は、マネックスグループに属するコインチェック株式会社が運営している仮想通貨取引所で、2025年3月時点で国内最大級となる31種類の仮想通貨を取り扱っている。
その人気は上々で、ユーザー数は2021年3月末時点で256万人超え、取引アプリのダウンロード数では国内取引所の中でNo.1※を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
また、親会社のマネックスグループ株式会社が東証プライム上場の大手企業であることから、資金面やセキュリティ技術に対する信頼性も高い。
仮想通貨の販売所・取引所サービスに加え、IEOを既に実施した実績やNFTの売買プラットフォームを用意しているなど幅広い仮想通貨のサービスを提供しているのが印象的だ。
これから仮想通貨の投資をスタートさせたいという読者にとっては、有力な候補の1つとなる取引所であろう。
コインチェック(Coincheck)の手数料
まずは、コインチェックを利用するときに必要となる各種手数料を一覧にまとめた。
手数料の種類 | 概要 |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり(0.1~5.0%) 現物取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 銀行振込:振込手数料は自己負担 コンビニ入金(3万円未満):770円 〃 (3万円以上30万円以下):1,018円 クイック入金(3万円未満):770円 〃 (3万円以上50万円未満):1,018円 〃 (50万円以上):入金金額×0.11% + 495 円 |
日本円の出金手数料 | 407円 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の送金手数料 | 通貨ごとに異なる |
特筆すべき点は、現物取引(取引所)には取引手数料がかからないことだ。
コインチェックは現物取引に、コインチェックとユーザーの間で取引をおこなう「販売所」と、ユーザー同士で取引する「取引所」の2つのサービスを提供している。
競合他社の多くでは、取引所を利用する際には取引手数料がかかるのだが、コインチェックは無料で利用できるため、他社と比べた場合によりコストを削減することができる。
しかし、全ての取扱通貨が取引所で売買できず、アプリ版では販売所しか対応していないという点は注意が必要だ。
もちろん、ビットコインは取引所で売買することが可能なので、ビットコインの投資を検討する際に手数料無料で購入できるのはユーザーにとって有り難いだろう。
アプリのみでアカウントを保有しているユーザーの場合、全ての取引が販売所で行われてしまい手数料が発生してしまう。
なるべく、これから仮想通貨への投資を考えている人はWEB版でのコインチェックも確認していこう。
コインチェック(Coincheck)のメリット
多くのユーザーを抱える人気の仮想通貨取引所・コインチェックには、次のようなメリットがある。
- 31種類もの仮想通貨を取り扱っている
- スマホアプリが使いやすい
- 少額から仮想通貨取引を始められる
31種類もの仮想通貨を取り扱っている
コインチェックは、2025年3月時点で以下31種類の仮想通貨を取り扱っている。
これは、国内では最大級の取り扱い数だ。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- アイオーエスティー(IOST)
- エンジンコイン(ENJ)
- ポリゴン(MATIC)
- サンド(SAND)
- ポルカドット(DOT)
- フィナンシェトークン(FNCT)
- チリーズ(CHZ)
- チェーンリンク(LINK)
- ダイ(DAI)
- メイカー(MKR)
- イミューダブル(IMX)
- エイプコイン(APE)
- アクシーインフィニティ(AXS)
- ラップドビットコイン(WBTC)
- アバランチ(AVAX)
- 柴犬コイン(SHIB)
- ブリリアンクリプトトークン(BRIL)
- ブラッドクリスタル(BC)
- ドージコイン(DOGE)
より多くの通貨を取り扱いしている取引所を選びたいという人にとっては参考になる情報だろう。
また、国内取引所ではまだまだ取扱いの少ないステーブルコインの一種である「DAI(ダイ)」を取り扱っている点も特徴的であるだろう。
取引所の取り扱い銘柄も豊富
コインチェックでは、販売所だけではなく取引所のサービスも展開している。
販売所が取り扱う仮想通貨(30種類)
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リスク(LSK)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、サンド(SAND)、ポルカドット(DOT)、チリーズ(CHZ)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ポリゴン(MATIC)、イミューダブル(IMX)、エイプコイン(APE)、アクシーインフィニティ(AXS)、ラップドビットコイン(WBTC)、アバランチ(AVAX)、柴犬コイン(SHIB)、フィナンシェトークン(FNCT)、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)、ドージコイン(DOGE)、ブラッドクリスタル(BC)
取引所が取り扱う仮想通貨(20種類)
ビットコイン(BTC)、イーサリアムクラシック(ETC)、モナコイン(MONA)、リスク(LSK)、フィナンシェトークン(FNCT)、ダイ(DAI)、ラップドビットコイン(WBTC)、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)、アバランチ(AVAX)、ビットコインキャッシュ(BCH)、Immutable X(IMX)、チリーズ(CHZ)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、シバイヌ(SHIB)、ネム(XEM)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、ブラッドクリスタル(BC)、ドージコイン(DOGE)
コインチェックの取引所には取引手数料がかからないという利点がある。
上記の通り販売所に比べると銘柄数は劣るが、取引所でも豊富な銘柄を取引可能だ。
手数料を抑えた取引をしたい方に最適とも言えるだろう。
スマホアプリが使いやすい
コインチェックは、操作性の高いスマホアプリを提供している点も特徴だ。
アプリでは、チャートや時価評価額の確認はもちろん、日本円の入出金、暗号資産の購入・売却、受け取り・送金も可能。
スマホがあればCoincheckの全機能を利用でき、総資産やチャート画面が見やすい設計になっている。
また、ウィジェット機能やプッシュ通知があるため、取引のタイミングを逃さずに暗号資産の取引ができるのが魅力だ。
現在、コインチェックのアプリは700万件のダウンロード数を達成しており、国内暗号資産取引アプリ部門では6年連続首位を維持している。*※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ステーキングサービスを提供予定
2025年1月には、新たなサービスとして「Coincheck ステーキング」が提供されている。
このサービスは、イーサリアム(ETH)を持つユーザーが資産を預けるだけで、自動的に報酬を受け取れる仕組みだ。
ステーキング
保有する仮想通貨をネットワークに預け入れ、ブロックの生成やトランザクションの承認に協力することで、その対価として報酬を得るシステム。
得られる報酬の利率は、ネットワークの稼働状況や供給量、トークン設計に応じて変動するのが一般的だ。
「Coincheck ステーキング」の導入により、複雑な操作を必要とせずに資産運用が可能となり、より多くの人がステーキングに参加しやすい環境が整うと見られる。
この新サービスはイーサリアム2.0の仕様に対応しており、分散型ネットワークの発展と健全な運営にも貢献することが期待されている。
少額から仮想通貨取引を始められる
2025年3月時点の、ビットコインの価格は1BTCあたり約1,200万円なので、単純に1BTCの価格を見てしまうと、高くて手が出せないと考える方もいるかもしれない。
しかし、仮想通貨は小数点以下の数量での取引が可能で、コインチェックならどの銘柄も、500円相当額から取引できる。
そのため、コインチェックなら投資初心者でも、気軽に無理のない範囲で仮想通貨の取引を楽しめる。
「まずは少ない元手で仮想通貨投資を始めてみたい!」という方も手軽に利用することができる取引所となっている。
また、少ない軍資金から始めたいという方は「仮想通貨の少額投資」という記事も確認しておきたい。
コインチェック(Coincheck)の口座開設手順
最後に、コインチェックの口座開設手順を確認しておこう。
口座開設はWebブラウザ、もしくはスマホアプリで申し込むことができるが、ここではWebブラウザで申し込む際の操作方法を解説していく。
- メールアドレスを登録する
- 各種重要事項を確認する
- 電話番号認証をおこなう
- 個人情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
メールアドレスを登録する
まずはコインチェック公式サイトにアクセスして、「会員登録」ボタンをクリックしよう。

すると以下のような画面が表示されるので、任意のメールアドレスとパスワードを登録しよう。

メールアドレスを登録すると、登録したアドレス宛に確認メールが送られてくるので、それに記載されたURLにアクセスすると、コインチェックにログインすることができる。
各種重要事項を確認する
自身のアカウントにログインすると、「サービス利用における、各種重要事項の承諾について」と「本人確認書類のご提出をお願いします」という2つのメッセージが表示される。
まずは「各種重要事項を確認する」のボタンをクリックして、利用規約や取引説明書への確認・同意をしていこう。

電話番号認証をおこなう
各種重要事項を確認したら、次は「本人確認書類を提出する」をクリックしよう。

なお、ここからの流れは以下の3ステップとなる。
- 電話番号認証
- 個人情報の入力
- 本人確認書類の提出
まずは自身の携帯番号を入力して、「SMSを送信」をクリックする。受信したメッセージに記載されたコードを入力しよう。

個人情報を入力する
電話番号の認証を終えたら、次は氏名や住所などの個人情報を入力していく。
のちほど提出する本人確認書類に記載された内容と齟齬が生じないよう、注意しながら入力することが必要だ。

本人確認書類を提出する
最後に本人確認書類を提出するのだが、提出方法には本人確認書類の画像をアップロードしたのちにハガキ(葉書)を受け取る「ハガキによる本人確認」と、コインチェックのアプリ内で本人確認書類と顔の写真・動画を撮影して送信する「かんたん本人確認」の2種類がある。
基本的に、Webブラウザから口座開設を申し込む場合は「ハガキによる本人確認」となるが、画面に表示されたQRコードをスマホで読み込んでスマホアプリから「かんたん本人確認」をおこなうこともできる。

口座開設の申し込み手続きは以上で、ハガキによる本人確認を選択した場合はハガキの受け取り後、かんたん本人確認の場合は審査後すぐに利用が可能になる。
口座開設には手数料がかからないので、興味がある方はぜひ、コインチェックの公式サイトにアクセスしてみるとよいだろう。
まとめ
コインチェックは250万人以上のユーザーを抱え、アプリのダウンロード数は国内トップの、人気の仮想通貨取引所だ。
ビットコインやイーサリアムなど、多くの仮想通貨を取り扱っており、自動積立やステーキング、IEOなどのサービスも充実している。
この記事を読んで興味を持った方はぜひ、コインチェックの公式サイトで豊富なサービスの詳細を確かめてみてほしい。