Matcher(マッチャー)とは?

簡単に言うと、Matcherは社会人にOB訪問できるアプリです。
Matcherには多くの業界の社会人が登録しており、5000社を超える有名企業の社会人がいます。
有名企業の社会人以外にも、有名ベンチャーや個人事業主、社長の方まで登録されています。
マッチャーを使うメリットについて
では、Matcherを使うことによってどんなメリットがあるのでしょうか。実際に僕が使ってみて感じたメリットを紹介します。
- どの大学のOBにも会える
- 会社・業界のリアルな話が聞ける
- 自己分析が深まる
- 裏ルート選考も狙える
それぞれ、説明していきます。
どの大学のOBにも会える
1つ目は、どの大学のOBにも会えることです。
自分の出身大学の先輩だけでなく、大学を問わず会える点は非常に良かったです。
大学のキャリアセンター経由でOB訪問をしようとすると、名簿から興味のある会社のOBを探し、連絡先に連絡し、、など手続きが面倒な上、自分が通っている大学出身のOBにしか、会うことができません。
しかしMatcherでは、話を聞きたい業界・会社の人であれば、自分の大学以外の社会人にも話を聞きに行くことができます。
実際に僕も、大学は一切気にせずに会っていました。さらにマッチャーは、社会人だけでなく、就活を終えた内定者も登録しています。
自分の大学のOBだけでなく、どの大学のOB・内定者でも会うことができるので、話を聞ける人の数が圧倒的に多くなることは、大きなメリットだと感じました。
会社・業界のリアルな話が聞ける
2つ目は、会社や業界のリアルな話が聞けることです。
これはMatcherに限らず、OB訪問全体に言えることかもしれませんが、「実際の社内の雰囲気」や「給与について」など、説明会では聞けないリアルな話を聞くことができます。実際お会いした方で、「ぶっちゃけ、うちの会社は新卒ではおすすめしないよ」
と笑いながら言われて、その理由などを詳しく説明してもらったこともあります。説明会や選考の場では聞けない、リアルな情報を聞くことができました。
また、1対1の密なコミュニケーションにより、他の就活生は知らないリアルな情報を得れたことで、就活を有利に進めることができました。
自己分析が深まる
3つ目は、自己分析が深まることです。
OB訪問では、リアルな情報をインプットするだけでなく、「なぜ、その業界に興味があるのか」など、自分の考えをアウトプットする機会も頻繁にあります。
インプットとアウトプットを繰り返していく中で、「自分はなぜこういう価値観を持っているのだろう」「ここがまだ言語化できていないな」など、自分の考えや課題が明確になり、自己分析が深まります。
登録している社会人・内定者の中には、「一緒に自己分析しましょう」といったプランを出している人もいるので、1人で自己分析を進めるのが不安な人におすすめです。
裏ルート選考も狙える
4つ目は、裏ルートの選考・イベントも狙えることです。
Matcherで会った社会人経由で、一般には公開されていない特別なイベントや選考に招待される可能性もあります。
実際に僕も、マッチャーで会った人から、「もしよかったら、今度うちでイベントをするから来ませんか?」
と招待していただき、某メガベンチャーの限定イベントに参加することができました。
1対1で話をできるからこそ、
- 直接話を聞きに来る積極性
- 密に話すことができるからこそ会社に合ってるか判断できる
といった部分を評価し、通常とは異なる選考・イベントへ招待することがあるようです。ただ説明会に参加しているだけの人と、自分から話を聞く機会を創り出している人では、どちらが評価されるかは明白です。
もちろん全ての企業で裏ルートやイベントがあるわけではないですが、こういった機会が得れる可能性もあるということは大きなメリットになると思います。
マッチャーを有効活用する秘訣とは?
Matcherを利用するメリット・デメリットをご紹介しましたがうまく活用する方法について、気になる方も多いかと思います。そこで、ヘビーユーザーの私が、実際に使ってみてわかった有効活用法を紹介します。
これらを意識することで、社会人とマッチングする確率・限られた時間で有益な情報を得れる確率が高まりました。
- プロフィールは詳細に書く
- メッセージ・日程調整は自分から送る
- 事前に聞きたい内容をまとめる
- おすすめの利用時期
それぞれ、簡単に説明していきます。
プロフィールは詳細に書く
1つ目は、プロフィールを詳細に記入することです。
プロフィールがどれだけ詳細に書かれているかによって、申請した時の社会人からの承諾率が大きく異なります。
社会人側は、申請のあった学生のプロフィールやレビューを見ることができます。そのため、プロフィールの内容は非常に重要です。
実際に、私がお会いした社会人の方に、「マッチャーで会いたくなるのはどんな学生ですか?」と聞いてみたところ、「プロフィールをきちん書いている子かな。」と答える人がほとんどでした。
”学生にドタキャンをされた”という社会人はかなり多いです。そのため、なるべく意欲があって、信頼できそうな人と会いたいと社会人も思うのです。そして、信頼を作り出すのは、プロフィールの情報です。
基本情報として、
- 名前・大学・学年
- 今悩んでいること
- 就活の状況
- ガクチカ
を記載しておくと、社会人としてもわかりやすいと思います。出来るだけ詳細に記載することと、前のめりさを文章に込めることをおすすめします。
メッセージ・日程調整は自分から
2つ目は、承認後のメッセージ・日程調整を自分から送ることです。
「社会人は忙しいだろうから、空いてる日程聞いて合わせた方がいいのだろうか、、」
と思ってしまいがちですが、選択肢を提示されず、空いてる日程を送ってくれと言われるのは面倒に感じます。
手間をかけさせないためにも、承認後は自分からメッセージを送って、日程の提案することが良いでしょう。
その上で、相手の都合を聞き、調整していくのがいいです。僕が使っていたメッセージ・日程提案のテンプレを載せておくので、よろしければご活用ください。
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【承認後メッセージのテンプレ】
話をする目的を明確にする
3つ目は、話をする目的を明確にすることです。
これまで50人以上の社会人とお会いしてきて、ほとんどの方は面談時間が1時間でした。
実際に話してみると、1時間は思っているよりも短く、その場で聞くことを考えていたら、すぐに終わってしまいます。
限られた時間の中で有益な情報を得るためには、事前準備が必須です。そして、事前に聞きたいことを考えるためには、話をする目的を明確にする必要があります。決して、「社会人と会うこと」が目的になってしまってはいけません。
もちろん時間を延長して話を聞いてくれる人もいるでしょうが、社会人の方は、忙しい中で学生のために時間を作ってくれています。
お互いの時間を意味のあるものにするために、話をする目的を明確にし、事前準備して臨むことを心がけましょう。
おすすめの利用時期
4つ目は、マッチャーの利用におすすめの時期です。
Matcherには、マッチングしやすい時期としにくい時期があります。就活生が多く活動している時期は、社会人にも申請が集中するため、自分の申請が承認されにくくなります。逆に、周りの就活生があまり活動していない時期だと、マッチングしやすいです。
個人的には、
【3月〜6月】マッチングしにくい:本選考やサマーインターンで動いている就活生が多い
【9月〜12月】マッチングしやすい:あまり就活生は活発に動いていない
と感じました。実際に社会人の方に申請状況を聞いてみた際に、
「9月とかは申請数少なかったからほとんど承認できたけど、2.3.4月とかは40人以上申請がきて、半分以上承認できなかった。」
と話していました。もちろん、プロフィールの書き込み度や社会人の都合でも変動しますが、たくさんの人に話を聞きたいのであれば、マッチングしやすい時期からの利用がおすすめです。
まとめ
Matcherというサービスがない時代は、OB訪問で他大学の先輩に会うことは少なかったようです。だからこそ、気軽に幅広い社会人と会える便利なサービスを最大限に利用しない手はありません。一方、社会人は忙しい中、時間を費やして相談に乗ってくれるので、失礼のない対応を心がける必要があります。マッチングした際の連絡の仕方や会う前の事前準備など、色んな面で社会勉強に繋がるアプリだと思っています。